地震、台風、津波、洪水、火山噴火……。日本は、世界でも自然災害リスクが高い国だといわれています。そんな国に暮らしてきて、いざという時の備えの重要さを痛感し、サバイバルのためのノウハウをある程度身に付けている日本人にとっても、勝手のわからない海外では、いかにして家族と自分の身を守るかは非常に悩ましい問題といえるのではないでしょうか。
最近発表された、パンデミックに対する厚生労働省のガイドでは、最低限(2週間程度)の食糧品・生活必需品等を備蓄しておくことが推奨されています。
これから海外で長期間暮らす予定の日本人の方々に、どんな非常食をそろえておけば安心なのかをアドバイス。海外にいても通販で購入できるおすすめの非常食缶詰をご紹介しましょう。お好みのセットが選べるので、おすすめを見ながらよく吟味してくださいね。
目次
- 注目の非常食缶詰「サバイバル®フーズ」とは?
- 「サバイバル®フーズ」の特徴
1. 賞味期限25年の超長期保存なので、コスト的にもお得
2. 栄養バランスが抜群
3. 誰にでもできる簡単な調理法
4. 非常時でも「おいしく食べる」ことでストレスを軽減
5. 高度なフリーズドライ技術を持つ「永谷園」の製造なので、安全かつ高品質 - 25年もの保存が可能な理由は?
- 販売元の「SEISHOP」について
1. 総販売元は「セイエンタプライズ」
2. アメリカからの輸入をリニューアルして国産化 - 保存水にも注目を
- 海外でも通販で買えるおすすめの非常食缶詰セットと保存水
1. 単品商品の特徴
2. セットものの購入が便利
3. 賞味期限国内最長15年の保存水 - まとめ
注目の非常食缶詰「サバイバル®フーズ」とは?
セイエンタプライズホームページより
賞味期限がなんと25年!災害用備蓄食糧品の販売を40年以上にわたって手掛ける「セイエンタプライズ」が、お茶漬けなどの製造で高度なフリーズドライ技術を持つ「永谷園」と共に開発した非常食缶詰「サバイバル®フーズ」が話題です。
だしの味が浸み出して、普段の食卓で提供しても非常食の缶詰とは思えないクオリティーの高さが評判になっています。
非常食は買い替えコストがかかるうえに、完璧にそろえるのは面倒でなかなか困難という現状がありますよね。そこで今、25年も保存できて、しかもおいしい非常食「サバイバル®フーズ」が注目されています。これまで国の機関や地方自治体、企業などからの購入が多くを占めていたのですが、個人購入の問い合わせが急増しているそうです。
「サバイバル®フーズ」の特徴
非常食缶詰「サバイバル®フーズ」には、どんな特徴があるのでしょうか?ここでは、5つのポイントを挙げておきます。
1. 賞味期限25年の「超」長期保存なので、コスト的にもお得
セイエンタプライズホームページより
乾パンやお粥、缶詰などの非常食は、3~5年保存のものが一般的。ところが、「サバイバル®フーズ」は25年という「超」長期保存を可能にしました。
一般的な非常食に比べて買い換えの頻度を減らせるため、手間を省けるだけでなく、トータルコストが一般のものを買うより3分の1以下になり、長い目で見るとお得です。
2. 栄養バランスが抜群
「サバイバル®フーズ」は、一度調理した料理をマイナス30度で凍結した後、乾燥加工しています。色・味・香り、それに栄養バランスを閉じ込めて、水分だけを除去しているので、調理した時と変わらない状態が保てています。味も栄養も鮮度も、そのまま全く変わっていません。
3. 誰にでもできる簡単な調理法
セイエンタプライズホームページより
いただく時は、水やお湯を注ぎ混ぜて戻します。災害時の非常食には、誰もが調理できる簡便さと、調理時間の短さが求められますが、お湯を注いで5分、水でも10分で本格的なシチューや雑炊ができ上がります。
しかも、固さが調整しやすく、使い勝手が良いのです。ドライの状態で粉状に砕いてからお湯で溶かせば食べやすいペースト状になるので、病院や介護施設の管理栄養士さんからも多く支持されているそうです。乳幼児や嚥下障害のお年寄りの食事としても利用できますね。
4. 非常時でも「おいしく食べる」ことでストレスを軽減
セイエンタプライズホームページより
「サバイバル®フーズ」のこだわりは、「どんな時でもおいしく食べられること」。独自の技術で一瞬にして凍結乾燥された非常食は、一流シェフのレシピに従って調理さています。
災害時という非常時は、とりあえずお腹が満たされればいいと考えがちですが、不安な環境の時ほど食事は大切になってくるはず。おいしいものを食べて疲れたからだにエネルギーを補給すると、ストレスが軽減し、精神的な安定にもつながるでしょう。
5. 高度なフリーズドライ技術を持つ「永谷園」の製造なので、安全かつ高品質
厳選した原材料を調達し、製造・加工から最後の包装まで、全工程を国内で行うことで、安心かつ安定的な供給にこだわっています。また、より日本人好みの味付けで開発できるというメリットがあります。
永谷園のオリジナル加工技術によって、お湯で戻す時間の短縮など使い勝手の良さと品質の向上といった側面が加わりました。
25年もの保存が可能な理由は?
セイエンタプライズホームページより
「サバイバル®フーズ」は、25年間という「超」長期保存がなぜできるのでしょうか?
その秘密は、水分の最大98%を除去する高度なフリーズドライ技術にあります。さらに、脱酸素剤を封入することによって缶内の酸素を98%取り除き、確実に密封することで、超長期保存が可能になりました。
直射日光や高温の場所を避けて、正しく保管すれば、常温で25年間の保存が可能です。また、缶には、サビにくいようにコーティング加工が施されています。
25年の賞味期限は、加速劣化試験という品質検査を実施することで、保証されています。これは、製品を人工的につくられた過酷な条件の下で、本来長期間で起こる劣化をあえて短期間で進ませることにより、時間の経過と劣化の程度をみる試験です。少なくとも30年は品質が変わらないという結果が出たため、賞味期限を25年としたそうです。
販売元の「SEISHOP」について
1. 総販売元は「セイエンタプライズ」
セイエンタプライズホームページより
「SEISHOP(セイショップ)」は、25年長期保存できる非常食缶詰「サバイバル®フーズ」シリーズの総販売元「セイエンタプライズ」の一般消費者向け直販ショップとして、2012年に東京・千代田区に誕生しました。ネットショップは既に2000年からスタートしていて、現在はネットとリアル店舗の両者で小売しています。防災士の資格を持つスタッフが、いざという時に役立つアイテムを厳選しています。
セイエンタプライズが「サバイバル®フーズ」の発売を始めたのは、創業した1978年から。主に官公庁や地方自治体などの災害用備蓄食糧品として卸してきた実績があります。現在では、国の機関、教育・福祉機関、医療機関のほか、全国1000社以上の企業・団体などが導入しています。
⇒セイエンタプライズの公式HPはこちら
2. アメリカからの輸入をリニューアルして国産化
セイエンタプライズホームページより
創業から40年間、アメリカの大手メーカーから輸入販売をしていましたが、2018年6月に全面リニューアルして、国内生産に切り替えました。新たな供給元が、前述しました「永谷園」です。国内生産にしたのは、世界情勢や狂牛病などによる輸入規制で輸入量が左右されることがあり、供給の不安定さに懸念材料があったからでした。
アメリカは、NASAの宇宙食の開発が進んでいたことから、早くから25年保存可能なフリーズドライ技術が確立していたといいます。リニューアルにあたって、永谷園による国産製品も、アメリカのメーカー同様に加速劣化試験を実施。今までの輸入品と同等またはそれ以上の品質を保証する数値が確認されています。
保存水にも注目を
同ショップで扱っている国内最長15年保存水「カムイワッカ麗水15年」にも注目です。
北海道の蝦夷富士といわれる羊蹄山の大雪渓が伏流水となり、真狩村(まっかりむら)へと湧き出る天然水(軟水)です。絶妙なバランスのミネラル成分を含有し、すっきりとした飲み口と淡い甘みが特徴。賞味期限15年で、災害備蓄用のミネラルウォーターとして最適です。
「カムイワッカ」は「神の水」の意味。「真狩村史」には、安政5年(1858年)に北海道の名付け親である松浦武四郎が、道路開発調査時に地元のアイヌ従者からその名前を教えられたとあります。
セイショップホームページより:ジャパンミネラル
供給しているのは、長期保存水の専門メーカー「ジャパンミネラル」。公的機関の水質分析試験による飲料水適合基準を満たした、国内最長の15年保存水としてリリースされています。
湧水地点にパイプを地中深く差し込み、工場まで完全無菌状態の源水を送水。外気を完全に遮断して殺菌処理を行った後、特殊な充填方式でボトリングしています。その水質のよさと保存性抜群の容器・キャップを採用することで、賞味期限は製造日より15年という長期保存が可能になりました。
海外でも通販で買えるおすすめの非常食缶詰セットと保存水
「サバイバル®フーズ」の種類は、雑炊2種類(洋風えび・洋風とり)、シチュー2種類(チキン・野菜)、クラッカーの全5商品。それぞれ約10食分の「大缶」と約2.5食分の「小缶」があります。
4人家族の場合、家族全員分を7日間備蓄するとなると大缶8個は必要です。小缶は非常用の持ち出しバッグに入れておくのに便利。単品でも買えますが、いろいろな組み合わせが「ファミリーセット」、「バラエティセット」、「クラッカーとシチュー2種類セット」という風にセットで販売されていますので、ご家族の人数やお好みでの購入をおすすめします。
1. 単品商品の特徴
まずは、単品からご紹介します。
「洋風えび雑炊」
国産うるち米をふっくらとだしで炊き上げた、エビの香りが芳ばしい雑炊です。グリーンピース、マッシュルーム、ニンジンなど野菜も豊富。彩りも美しく、栄養バランスのよい一品。
洋風えび雑炊×1缶
小缶: | 4,120円、標準食数約2.5食(100g) |
⇒洋風えび雑炊(小缶)はこちら |
大缶: | 10,060円、標準食数約10食(408g) |
⇒洋風えび雑炊(大缶)はこちら |
「洋風とり雑炊」
鶏肉やマッシュルーム、ニンジンなどの具材をふっくら炊き上がった国産米と一緒に煮込んだ雑炊です。醤油、昆布だし、鰹だしを合せた和風だしなので、幅広い年齢層に好まれるやさしい味わいが特徴です。
洋風とり雑炊×1缶
小缶: | 4,120円、標準食数約2.5食(100g) |
⇒洋風とり雑炊(小缶)はこちら |
大缶: | 10,060円、標準食数約10食(408g) |
⇒洋風とり雑炊(大缶)はこちら |
「チキンシチュー」
国産のジャガイモのほっこりとした食感に、しっとり柔らかい鶏肉とたっぷりの野菜が入った、とろける甘さのやさしいクリームシチュー。野菜もお肉もとれて栄養面が充実。ほっとできる家庭の味です。クリーム系は老若男女を問わずとても人気の高い商品。
チキンシチュー×1缶
小缶: | 4,120円、標準食数約2.5食(104g) |
⇒チキンシチュー(小缶)はこちら |
大缶: | 10,947円、標準食数約10食(422g) |
⇒チキンシチュー(大缶)はこちら |
「野菜シチュー」
ジャガイモ、ニンジン、トウモロコシ、グリーンピースなど、こだわりの野菜をコクのあるコンソメで煮込んだ野菜シチュー。野菜の甘さとうまみが際立つシンプルな味つけなので、カレー粉などスパイスを加えて、お好みにアレンジしてもおいしいです。
野菜シチュー雑炊×1缶
小缶: | 3,904円、標準食数約2.5食(84g) |
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大缶: | 9,088円、標準食数約10食(344g) |
⇒野菜シチュー(大缶)はこちら |
「クラッカー」
小麦本来の素材の風味を生かして、ナチュラルな甘みが感じられます。密度が高く厚みもあるため、食べ応えがあって、子どもたちにも人気です。そのままでもサクサクとスナック菓子のようにおいしいのですが、シチューや雑炊と一緒に食べると、ちょうどよい塩加減になっています。
クラッカー雑炊×1缶
小缶: | 3,472円、標準食数約2.5食(227g) |
⇒クラッカー(小缶)はこちら |
大缶: | 5,200円、標準食数約10食(910g) |
⇒クラッカー(大缶)はこちら |
2. セットものの購入が便利
セットものには、「ファミリーセット」、「バラエティセット」、「クラッカーとシチュー2種類セット」があります。
「チキンシチュー ファミリーセット」
チキンシチューのファミリーセット
小缶: | 18,376円、標準食数約15食 |
クラッカー(227g)×3、チキンシチュー(104g)×3 | |
⇒チキンシチューのファミリーセット(小缶)はこちら |
大缶: | 41,056円、標準食数約60食 |
クラッカー(910g)×3、チキンシチュー(422g)×3 | |
⇒チキンシチューのファミリーセット(大缶)はこちら |
「野菜シチュー ファミリーセット」
野菜シチューのファミリーセット
小缶: | 17,728円、標準食数約15食 |
クラッカー(227g)×3、野菜シチュー(84g)×3 | |
⇒野菜シチューのファミリーセット(小缶)はこちら |
大缶: | 37,584円、標準食数約60食 |
クラッカー(910g)×3、野菜シチュー(344g)×3 | |
⇒野菜シチューのファミリーセット(大缶)はこちら |
「バラエティセット」
「サバイバルフーズ」の全メニューがそろっています。クラッカーは2缶。
バラエティセット
小缶: | 18,808円、標準食数約15食 |
クラッカー(227g)×2、チキンシチュー(104g)×1、野菜シチュー(84g)×1、洋風とり雑炊(100g)×1、洋風えび雑炊(100g)×1 | |
⇒バラエティセット(小缶)はこちら |
大缶: | 44,280円、標準食数約60食 |
クラッカー(910g)×2、チキンシチュー(422g)×1、野菜シチュー(344g)×1、洋風とり雑炊(408g)×1、洋風えび雑炊(408g)×1 | |
⇒バラエティセット(大缶)はこちら |
「クラッカーとシチュー2種類セット」
クラッカーとシチュー2種類セット
小缶: | 9,736円、標準食数約7.5食 |
クラッカー(227g)×1、チキンシチュー(104g)×1、野菜シチュー(84g)×1 | |
⇒クラッカーとシチュー2種類(小缶)こちら |
大缶: | 22,480円、標準食数約30食 |
クラッカー(910g)×1、チキンシチュー(422g)×1、野菜シチュー(344g)×1 | |
⇒クラッカーとシチュー2種類(大缶)はこちら |
3. 賞味期限国内最長15年の保存水
国内最長15年保存水「カムイワッカ麗水」
国内最長15年保存水《カムイワッカ麗水15年》
500ml: | 8,640円 |
500ml × 24本/箱 | |
⇒国内最長15年保存水(500mL)はこちら |
2L: | 4,860円 |
2L × 6本 / 箱 | |
⇒国内最長15年保存水(2L)はこちら |
まとめ
2021年、日本では、静岡県熱海市における土砂災害や、島根県内の堤防決壊による洪水災害、全国各地の7月豪雨、東京・埼玉で東日本大震災以来10年ぶりとなる震度5強の観測など、大きな災害が発生する年となりました。一方、欧州では大洪水が発生、米国では山火事や巨大な竜巻が相次ぎ、最近では南太平洋の島国トンガで発生した海底火山の噴火で大きな被害が出ました。
災害はいつ起こるかわかりません。いざという時のために、安心して食べられる最強のおいしい非常食を日ごろから備えておくことが求められています。非常食と一緒に、自分の好きなもの、たとえばチョコレートなどを保存しておくのが、ストレスを溜めない避難生活を過ごすコツともいえましょう。
コロナ禍で広がる「おうち需要」や「在宅機会」の増加により、非常食や缶詰などの需要は高まりをみせており、開発がいっそう進んでいます。安心・安全・高品質の日本製非常食を取り寄せて、快適な海外生活に備えましょう。
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