クイズの答え
超なつかしい、カプセルに入ったサルが特徴的なこのゲーム、正解は…
「スーパーモンキーボール」
でした。
アイキャッチの画像はPS2版ですが、スーパーモンキーボールをゲームキューブで遊んだことがあるという方は多いのではないでしょうか。
それはスーパーモンキーボールが、日本のゲームキューブのローンチタイトル(ゲーム機発売と同時にリリースされたゲームのこと)だったことから、当時ゲームキューブを発売日に買ったときにセットで買った、もしくは買ってもらったという人が多いためです。
今回は、そんなスーパーモンキーボールについて思い出し、懐かしさに浸ってみましょう。
スーパーモンキーボールってどんなゲーム?
スーパーモンキーボールは、セガより2001年9月14日にゲームキューブと同時に発売されたゲームキューブ用ゲームソフトの一つ。その後は続編である「スーパーモンキーボール2」、PS2に移植した「スーパーモンキーボールデラックス」、初の携帯機で、どこでも手軽にスーパーモンキーボール楽しめるようになったニンテンドーDSの「スーパーモンキーボールDS」、パーティーゲーム感がさらにアップしたWiiの『スーパーモンキーボール ウキウキパーティー大集合』など、様々なバリエーションで続いているシリーズです。
2021年には20周年を迎え、全世界でシリーズ累計出荷本数500万本以上売れていると言っても良いでしょう。
ウキウキパーティー大集合からサルたちのデザインが変更され、最近のスーパーモンキーボールのキャラクターデザインはこのときのデザインで統一されています。
ルールは、コースを傾けて透明なボールに入ったサルを転がし、ゴールまで届けるというシンプルなもの。操作も至ってシンプルで、コントローラーの左スティックを倒すだけ。普段ゲームをしない人でもハマりやすいと言われています。
初級編から上級編、それを上回る手応えのあるステージが多く存在しているため、簡単な操作性ながらも奥深く、じっくり楽しめるゲームとしてレトロゲームながら、コアなゲーマーにも愛されています。
ただサルをゴールまで運ぶだけのゲームだけでなく、友人や家族と盛り上がれる対戦要素も揃っており、人数が集まって遊ぶときにもチョイスしやすいところもスーパーモンキーボールの魅力です。
登場キャラクターは、アイアイ、ミーミー、ベイビー、ゴンゴンの4キャラ。実はそれぞれの性能は変わりませんが、キャラクターの体の大きさが違うので、体感だと体が小さいほど足元が見やすく、体が大きいほど足元が見えづらいとも言われています。
スーパーモンキーボールの中毒性
シンプルなゲーム性とかわいらしいサルのキャラクターたちで、誰でも簡単に遊べるという点から一見すぐに飽きてしまいそうにも思いますが、それだけでは20年以上も世界中のゲーマーに愛されることはなかったでしょう。
実は、その「ステージを傾けて、サルを転がして、ゴールまで運ぶ」というところがシンプルながらも難しく、スーパーモンキーボールに対して中毒にさせてしまうほど奥深いポイントになります。序盤や初級のコースは簡単に遊べる難易度なものの、数をこなしていく内に想像もしなかった難しいコースが待ち受けています。
コアなゲーマーに、「人生で出会った難易度の高いゲームは何だったか?」と質問すると、スーパーモンキーボールを挙げる人もいるほどです。
アクションゲームでありながらも、コントローラーのスティックしか操作できないという限られた操作の中で、どうクリアするかという思考力が求められます。他にも、ボールに対して働く慣性をコントロールするテクニックも要求されることから、熟練されたテクニックとコースに対する理解や思考力、スーパーモンキーボールを隅々まで楽しみ、クリアするためにはシンプルなゲーム性に反して非常に多くの努力が必要です。
そういった、一見簡単そうに見えてストイックさを求められるゲームデザインから、スーパーモンキーボールを愛するガチ勢は非常に多かったりするのです。
簡単ながらも難しいからこそ、その中で他のゲーマーとは違うスーパープレイができたときは、同じくスーパーモンキーボールを愛するコミュニティの中で動画を共有し、お互いを高め合うという文化が広まっています。その中の一つが、タイムアタックです。
近年で話題になったタイムアタックは、ゲームの最速クリアを目指すゲーマーたちの集い、RTA in Japanの2019年回。スーパーモンキーボールデラックスが競技種目に選ばれ、チャレンジモード全210ステージを最大レベルであるたつじん(Ultimate)、ゴンゴンを使って1時間18分23秒でクリアしたようです。
RTA in Japan 2019: スーパーモンキーボールデラックス
元祖はアーケードゲーム
スーパーモンキーボールの元祖は、アーケードゲームのモンキーボールということはご存知でしたか?
一般的なイメージのアーケードゲームの筐体ではなく、特徴的な見た目の専用の筐体。バナナ型のレバーを倒してステージを傾けるという雰囲気もバッチリな機体でした。
アーケードゲーム筐体を収集しているマニアにも、モンキーボールの筐体は人気があり、スーパーモンキーボールがゲーム機で手軽に遊べる現代になってもこだわりを持ち、インターネット上で取引がされているようです。
ゲーム機で遊ぶのが物足りず、バナナ型レバーを倒して遊んでこそモンキーボールというファンもいるほどでした。
海外と日本のスーパーモンキーボール
日本と海外でスーパーモンキーボールは、実は知名度と親しまれ方に大きく差があったりします。
日本では、知名度がとても高いわけではなく、ゲームが好きで詳しい人、レトロゲームを楽しむ人からの根強い人気があるというポジションですが、北米ではスーパーモンキーボールの生まれ故郷である日本以上の知名度と人気があります。
ゲーム雑誌、「NEXT GENERATION」の調査によると、アメリカでのスーパーモンキーボールとスーパーモンキーボール2の合計売上本数は、100万本以上だったとも言われる大ヒット作品でした。
日本で友人や親戚が大勢集まってゲームをやると言えば、マリオカートやスマッシュブラザーズ、マリオパーティーが定番化されていますが、アメリカでのパーティーゲームはスーパーモンキーボールが定番と言われるほど、親しまれ方に差があります。
アメリカでスーパーモンキーボールが売れていた当時に子供だった年代の人々に聞いてみると、スーパーモンキーボールのパーティーゲームを良く友人や家族と遊んだ、という思い出を語る方も多いです。
日本製のゲームながら、直感でスティックを操作するだけという単純明快な操作性は言語の壁がなく、誰でもすぐに楽しめるというところが、日本ではなく海外で大ヒットとなった大きな理由なのかもしれません。
他にも、ゴールさえすればOKという手順や過程が結果に大きく反映されないゲーム性が、日本よりも海外向きといったことも要因だと考えられています。
今スーパーモンキーボールを遊ぶには?
20周年で、スーパーモンキーボールはリメイクも発売されていますが、キャラクターデザインが変わっていたり、当時とは異なっている部分も多くあります。
当時のキャラクターデザインやゲーム性で、懐かしさに浸りながら遊びたいという方には、最新機種ではなくレトロゲーム機で遊ぶのがおすすめです。
普通に探すのは難しいので、通販サイトなどを活用すると自分が遊びたい、思い出のスーパーモンキーボールを簡単に見つけることができるでしょう。
もちろん、スーパーモンキーボールを手軽に楽しみたいという方は、最新機種から始めるのがおすすめです。
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