クイズの答え
大人気漫画「ワンピース」に登場するキャラクター・お玉・ビッグマム・クイーンが絶賛していた日本の食べ物、正解は…
「おしるこ」
でした。
おしるこを特に好んでいたビッグマムは、ワンピース世界の四大海賊とされる四皇という重要キャラクターの一人である「シャーロット・リンリン」の異名です。絶対的な強者として描かれながらも、百獣海賊団のクイーンとおしるこを巡って戦争を起こしてしまうほど、おしるこをこよなく愛するキャラクターです。他のキャラクターも同様におしるこを好んで食べているキャラクターが多いことから日本では定番の料理であると言えます。
しかし海外のワンピースファンは、このおしるこという食べ物に対して、あまりイメージが湧かないかもしれません。おしるこは、日本では歴史がある食べ物で、日本がモチーフとされるワノ国だからこそ登場した食べ物と言えるでしょう。
今回は、ワンピースにおいて、幅広いキャラクターに絶賛されていた日本の伝統的な食べ物、おしるこについて解説していきます。
おしることは何か
おしるこは、赤黒い液体に、白いボールが浮かんでいます。
この赤黒い液体は、日本ではポピュラーな甘い豆である小豆と砂糖をよく煮込んだこしあんの汁です。その中に、浮かんでいる白いボールは、米や小麦粉を固めて丸めた日本の茶菓子にも使われる団子や、餅です。
おしるこの日本での親しまれ方
おしるこは、日本の江戸時代から伝わる伝統的な食べ物ですが、現代でも日本人の生活によく馴染んでいます。おしるこを楽しむためには、こしあんや小豆といった材料を時間のあるときにじっくり煮込まなければいけないように思えますが、日本のコンビニやスーパーマーケット、自動販売機ではよく見かけるので、食べたいときにすぐ食べられるという点で、とても親しみやすいと言えるでしょう。
また、おしるこは日本の年明け(正月)の縁起の良い食べ物としても親しまれています。
日本のお正月には、鏡餅という特別な餅を神様に供える風習があり、その鏡餅を食べる鏡開きというイベントがあります。鏡開きでポピュラーな料理の中に、おしるこがあります。
おしるこが鏡餅に良いとされる理由は、鏡開きの鏡餅を食べるという行為が、供えた神様の恩恵を体に取り入れて健康を願うという意味が籠もっているということが由来しますが、そこに魔除けや厄払いという意味が籠もった小豆が加わることで、より穏やかに一年が過ごせるように、という願いを持つようになるためです。
”おしるこ”と”ぜんざい”の違い
日本には、おしるこによく似た食べ物に、ぜんざいという食べ物があります。
ぜんざいも、おしるこのように赤黒い甘い汁の中に、白い餅や団子が浮いている見た目をしているので、一見その違いはわからないでしょう。
日本のあんこと取ばれる食べ物は、こしあんとつぶあんに大きく分けられ、和菓子を作る上でも、その性質をより美味しく活かせるようにどちらを使うか、和菓子職人は考えています。どちらのあんこが好みかで、議論することもよくあります。
ぜんざいは、汁を作るときに用いる小豆の粒が残るように作られたおしるこという見方もできます。
日本列島を2つに東と西に大きく分けたとき、東はおしるこ、西はぜんざいをよく食べるようです。
材料は変わらず、どちらも甘く温かい食べ物なので、粒がある方がいいか、粒がない方がいいかの食感で好みが分かれることでしょう。
ワンピース900話参照
これらの特徴からワンピースに出ていた"おしるこ"と表現されていた食べ物は正確には、"ぜんざい"です。この誤りは、多くの日本人がおしることぜんざいの違いを知らない為で、ほとんどの人は同じ食べ物として誤解しています。
おしるこをぜんざいから作るレシピ
おしるこもぜんざいも、元の材料は同じで、使う元のあんこの種類が違うことで仕上がりが大きく分かれます。間違ってつぶあんを買ってしまっても、おしるこにすることはできるので、そのレシピの例をご紹介します。
- 材料 (2~3人分)
- つぶあん 200 g
- 水 1 カップ (200 mL)
- 塩 ひとつまみ (約 1 g)
- 餅 or 団子 お好み
①おしるこに入れる餅や団子を焼くなどして火を通します。
②鍋にあんこ200 gと水1カップを入れてかき混ぜ、溶かします。
③あんこを中火にかけて、ふちが泡だってきたら、焦がさないようにかき混ぜ、1~2分煮ます。
④鍋に塩をひとつまみ(約 1 g)入れて混ぜます。ヘラで底をこすってジャリジャリしなくなれば、火を止めます。
⑤粒感をもっと減らすように、粒がなくなるようにヘラでじっくりかき混ぜて煮ます。このとき、鍋の中のおしるこを焦がさないように注意。
⑥器に出来上がったおしるこを注ぎ、餅や団子を入れれば完成。
ZenPlusから購入できるおしるこ
ZenPlusでも、おしることぜんざいの商品をご用意しています。
今回の記事から、おしるこやぜんざいに興味を持った方は、ぜひ試してみましょう。
日本人が最も目にするおしるこ商品と言えば、自動販売機でも販売しているおしるこの缶飲料です。日本から1缶のみ販売できる商品はあまりなく30個入りの缶で商品を発送します。
自分でおしるこを作りたい人や、あんこを使って様々な料理にチャレンジしたいと考えている人におすすめの「あんこパック」です。寒天・団子・大福など幅広い使い方がありますので日本の料理を外国で楽しむにはおすすめの商品です。
白玉も日本のお菓子などに幅広く使われる食材です。おしるこはもちろん、団子・お吸い物・だご汁など汎用性の高いことで昔から親しまれてきました。餅に似ている食感ながらも食べやすく外国人にはぜひ体験してもらいたい日本の食感文化の一つです。
共有しよう
....................................................