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海外の食材で作る彩り豊かなお花見弁当のレシピ

Created 2022/04/07 8:38:35 in レシピ | お花見 | 日本食 |

海外のスーパーに売っている食材だけで作るお花見弁当のレシピや海外の桜のスポット、花見の起源、花見弁当とは何かをご紹介します。

ライター/フードクリエイター:ビバコ

春になってあちらこちらで桜が咲き始めると、そわそわと心が踊り出しませんか?ついつい花見に出掛けたくなりますよね。日本では春の代名詞でもある桜、薄紅色の美しい花は最も国民に愛好され、国の象徴とされる国花でもあります。でも、いざ日本を出てみると外国にも綺麗な桜が数多く植えられている地域があることに気が付きます。

日本だけにしかないと思っていた私は、海外で桜の並木道を見た時に驚きと同時に、なぜかほっとするような感覚になりました。日本人にとって桜は、美しい春の花というだけでなはく、心の琴線をかきたて揺さぶるような特別な存在なのではないでしょうか。

とはいえ、海外では桜が楽しめる地域もあれば、まったく見かけない所も少なくないと思います。私が住むカナダの小さな地方都市では残念ながら桜はほとんど見かけません。そこで今回は、桜があるところもそうでないところも、身近な食材だけで手軽に春を体感できる「お花見弁当」のレシピをご紹介いたします。日本のお弁当という食文化は近年世界に広がりを見せ、名前も発音も変えずに「Bento」として親しまれていますので、海外の方にも喜んでいただけるのではないでしょうか。

また合わせて各国の桜の情報や花見の由来、花見弁当についてもご案内します。 ピクニックやおもてなしにもピッタリのお弁当ですので是非作ってみてくださいね。

日本だけじゃない 世界の桜の名所 3選!

桜というと実は世界中に数多くの名所が存在しています。中でも特に興味深い桜のルーツを持つ都市や国をピックアップしました。開花情報と共にご紹介します。

アメリカ ワシントンD.C.

ワシントンDCの桜

アメリカ合衆国の首都ワシントンD.C.のポトマック河畔の3020本もの桜並木は世界的に有名です。この地の桜は日米の平和と親善の象徴として1912年に日本から贈られたもので、約120年を経た今も桜が咲き誇り、多くの人々に親しまれています。毎年3月末から4月に開催される「桜まつり」では、花見を楽しむために全米中だけでなく世界中から観光客が訪れるビックイベントとなっています。

開花時期 

3月末から4月初旬

主な花見スポット 

ポトマックリバー沿いとダルベイスン

カナダ バンクーバー

バンクーバーの桜

カナダの桜の名所というとやはりバンクーバーでしょう。桜スポットは登録されているだけでなんと2,689カ所以上!ウェブサイト「Vancouver Cherry Blossoms Finder」(http://finder.vcbf.ca/)で検索するとソメイヨシノを始め50種類以上の桜の品種の各場所や開花時期などのリアルな情報が一目でわかります。

この地に桜が根ざしたきっかけは、1930年代初頭に第二次世界大戦に従軍した日系カナダ人戦没者を慰霊するために日本から寄贈された500本の桜が始まりでした。スタンレーパークに植樹したのを皮切りに、その後も日本は両国の友好のために多くの桜を何年も贈り続けました。

次第にカナダの人々は桜の美しさに魅せられ、バンクーバーの人たちの手によっても街路樹としての桜があちこちに植えられていったのです。この街に住む人々にとっては桜は生まれた時からある親しみのある樹で、春になると4万3000本を超える桜の木がバンクーバーの街を美しいピンク色に染め上げ、誰もが桜を楽しんでいます

バンクーバーの開花時期は ソメイヨシノや八重桜など品種で少しずつ異なるため、4月初旬から5月頃までと長い期間に桜を楽しめるのも特徴です。

開花時期

4月初旬から5月頃迄

主な花見スポット 
  • スタンレーパーク
  • スタンレーパーク
  • クイーンエリザベスパーク
  • バンヂューセン植物園
  • バニエイパーク

ドイツ ベルリン

ベルリンドイツの桜

1989年のベルリンの壁の崩壊崩壊後、テレビ朝日の呼びかけで、壁の跡地に桜を植樹し、ベルリン市民の心の安らぎと平和を願って世界平和を祈ろうというキャンペーンが開始されました。多くの人々が賛同し、約2万人からおよそ1億4,000万円もの募金が集まり、9000千本もの桜がベルリンとブランデンブルク近郊に植えられました。

かつては壁を越えようとする逃亡者を見逃さないよう、大量の除草剤で汚染された“死の帯”と呼ばれていた場所に、日本から桜が贈られることになったため、現地では一帯の土壌をくまなく改良したのだそうです。それから毎年、春になると4キロにも及ぶ沢山のピンクの桜が美しく咲き、ベルリンの人々の目と心を和ませています。

また、ヨーロッパでは淡いピンクのソメイヨシノ系よりピンクの色の濃い品種が好まれているようです。

開花時期 

4月中旬から月末位迄

主な花見スポット 
  • 「テレビ朝日さくら平和通り」テルトウ地区との境界の壁跡地
  • グラッシィ博物館の桜
  • Schwedterstr.(シュヴェーダー通り)の並木道

花見の起源とは?

お花見の様子

桜を眺めながら楽しむ花見はすっかり毎年恒例の春の定番行楽となっていますが、一体、いつごろから始まったのでしょうか。

花見の起源は諸説あり、奈良時代には貴族が梅を大変好み、花鑑賞を楽しんでいたという有力な記録が残っています。当時は中国から伝来した梅の花の人気が鑑賞用として高かったようです。桜の花も当時からありましたが、どちらかというと桜は神の宿る木として信仰の対象となったり、崇高な存在だったようです。実際、「万葉集」には桜を詠んだ歌も残されています。

平安時代に入ると、貴族たちは桜を春の花の風物詩としてて愛でるようになっていきました。その理由は894年の遣唐使廃止が一つのきっかけだったとも言われています。中国から伝来した梅ではなく、日本古来から存在している桜の美しさを再認識し愛着を感じるようになっていったのでしょう。

平安時代の名作「源氏物語」や「古今和歌集」では桜の下で宴を開催している宮中の様子や、春の歌として桜を詠んだ歌が数多く残されています。

一方で、農民は別の意味で桜を大切にしてきました。農民にとって春はこれから田畑を育てる大切な時期の始まりでもあり、春になり花が咲くと今年の豊作を願い、厄祓いという意味とともに花を愛でる行事が祭事として行われていました。その中には桜の木もあり、花の下で皆で憩いながら五穀豊穣を願っていたのです。

庶民の行楽になったのは江戸時代からで、誰もが桜の下で純粋な楽しみとして食べたり飲んだり歌ったりと、春の陽気の中で賑やかに過ごす花見が全国的に広がっていき現在に至っています。

花見弁当とは

重箱入りお花見弁当

花見の席には昔から食べものが欠かせませんでした。貴族たちは優雅な宴の席で飲食し、農民たちは豊作祈願の行事で神様に料理やお酒をお供えし、花々の傍で一緒に食事をしていました。花見は、春を満喫するとともに自然からの恵みをもらう、大切な儀式でもあったのです。

江戸時代になると花見は庶民の行楽になり、取っ手付きの3段ほどの重箱に食べ物を詰めて持ち込みました。これがお花見弁当の元祖とも伝えられています。桜を愛でつつ食べながら春を祝うことは、昔ながらの縁起のいい風習ともいえるでしょう。

近年の花見では手軽なおにぎりや寿司、サンドウィッチなど手軽に食べられるものが主流ですが、せっかくなので春らしいお花見弁当を作って見ませんか?海外のスーパーで手に入る食材だけで作れる、海外在住の方でも作りやすいレシピをご紹介いたします。

桜のある地域では桜を愛でながら、ない地域では桜に思いを馳せながら春の訪れを美味しく縁起よくお迎えしましょう。味付けはシンプルですので、いつものお弁当にちょっと手を加える感覚で作れて、蓋を開けるとパッ!とテンションが上がること請け合いです。

海外のスーパーの食材だけで作る花見弁当のレシピ

お花見弁当

今回は桜がテーマなので和の雰囲気を大切にしました。例えば佃煮は入手しやすいムール貝を使い、黒豆の代わりに、ブラックビーンズの水煮缶を使用しています。ムール貝は火が通りやすく、ブラックビーンズはすでに煮られているので時短にもなります。ラディッシュは酢漬けにし、天然のピンクの色素で染めて桜の花びらで型抜きしています。

材料と費用

材料

弁当の材料

  • ブラックビーンズの水煮缶
  • 殻付きムール貝
  • エビ
  • スナップエンドウ
  • 小ネギ
  • きゅうり
  • 鱈(ハドック)
  • ラディッシュ

具材購入時のレシート

材料のレシート

全部は一度に使いきれないので、お弁当一回分に換算しますと今回の具材代は、日本円で大体360円位だと思います。

お花見弁当の作り方

メインは手毬寿司で、おかずは鱈とエビの塩焼きとムール貝の佃煮、ブラックビーンズの甘露煮となります。

手毬寿司の酢飯

酢飯

材料
  • 温かいごはん・・・350g(少しかために炊いたもの)
  • 酢・・・大さじ2と1/2
  • 砂糖・・・大さじ1
  • 塩・・・小さじ1/2
作り方
  1. 温かいごはんをボウルにいれ、酢、砂糖、塩を足し、ご飯を切るように混ぜ合わせたら完成です。しばらく置いておくときは表面が乾かないようにボウルの上部に濡れ布巾をかけておきましょう。
※手まりご飯にするときは、酢飯が温かい状態で丸く形成します。冷めていく過程で丸い形が固定し安定するからです。もし手まりに形成する際にご飯が冷めていたら、レンジで温めなおすと良いでしょう。

手毬寿司の具材

〇白身魚の塩焼き(おかず・手毬寿司の具材)

白身魚

材料
  • 白身魚の切り身(今回はハドックを使用)・・・100g
  • 油・・・小さじ2
  • 塩・・・少々
下準備

鱈をいくつかに切り分けます。二切れはおかず用、残りは薄めにカットし酢飯の具材にします。どちらも塩を少々表面に振っておきましょう。

作り方(おかず用)
  1. フライパンにサラダ油を入れ熱くなったら弱火にし、両面を焼きます。
作り方(酢飯の具材用)
  1. 切り身の厚さを約7ミリ位にカットします。(厚みがあると丸く握るときに綺麗な形になりにくいため)
  2. フライパンにサラダ油を入れ熱くなったら弱火にし 両面を焼きます。

〇エビの塩焼き(おかず・手まり寿司の具材)

海老の塩焼き作成中

材料
  • エビ・・・100g
  • 油・・・小さじ2
  • 塩・・・少々
下準備

おかず用も酢飯の具材も共に切り方は背開きです。あらかじめエビの皮を剥き、背開きにしておきましょう。えびの背には黒い筋のような背ワタがあるので取り除いておき、エビの表面に塩を少々ふりかけておきましょう。

作り方
  1. フライパンに油を入れ熱くなったら弱火にし、エビの両面をさっと焼きます。

〇ムール貝の佃煮(おかず) 

ムール貝の佃煮作成中

材料
  • 殻付きムール貝・・・300g
  • 砂糖・・・大さじ6
  • 醤油・・・大さじ2
作り方
  1. 鍋に水を入れてムール貝を入れ貝殻が開くまで中火で火を入れます。(ムール貝の貝殻と身をはがすため)
  2. 貝殻が開いたら火を止め、常温で冷まします。あくまでも殻と身をはがすために蓋を開かせる火入れなので完全に身に火が通っていなくてかまいません。ムール貝から出た汁はうま味がたくさん含まれているのでとっておきます。
  3. 貝が冷めたら、殻から身を外し剥き身にします。
  4. ムール貝から出た汁の中に、ムール貝の身を入れ、砂糖、醤油を入れ、煮汁にとろみと照りがでるまで蓋をしないで弱火で煮ます。もしムール貝から出た汁がほとんどなかった場合は水を大さじ1~2ほど足してください。水分が多すぎても煮詰めるのに時間がかかってしまうので調節してください。
  5. 時々ヘラなどでムール貝をそっと返しながらタレが飴色になるまでさらに煮詰めます。煮詰めたタレは盛り付けの際、白身魚の表面に塗って照りのアクセントに使いましょう。

〇卵焼き(おかず・手まり寿司の具材)

卵焼き作成中

材料
  • 卵(Mサイズ)・・・4個
  • 油・・・適量
  • 砂糖・・・大さじ1(甘めが苦手なら小さじ2)
  • 塩・・・小さじ1/2
作り方
  1. ボウルに卵を割り入れ、箸で溶きほぐします。
  2. 他の材料をすべて入れて混ぜ合わせます。
  3. フライパンを中火にしサラダ油を入れ、キッチンペーパーで全体に馴染ませます。
  4. フライパンがしっかり熱くなったら中火にし、卵液を1/3流し入れます。
  5. 両端を折りたたんで、奥から手前に巻いたら、奥に移動します。油が乾いたらその都度キッチンペーパーで馴染ませます。
  6. 卵液を1/3流し入れたら、卵焼きを少し持ち上げて、卵焼きの下にも卵液が行き渡るように、フライパンを傾けます。
  7. 6の工程を、もう一度繰り返したら火からおろします。
  8. 前後左右を包丁でカットし、きれいな長方形にします。このカットした端切れはとっておき、手まり寿司の具材として使いましょう。
  9. 整った長方形の卵焼きをさらに切り分け、正方形のキューブ型にします。

〇ブラックビーンズの甘露煮(おかず)

ブラックビーンズの甘露煮

材料
  • ブラックビーンズの水煮(缶詰)・・・75g
  • 水・・・大さじ4
  • 砂糖・・・大さじ4
作り方
  1. ブラックビーンズの水煮缶の水分を除くためにザルで濾します
  2. 1のブラックビーンズ、水、砂糖を鍋に入れて煮汁がなくなり照りがなくなるまで弱火で数分煮詰めます。
※ブラックビーンズ水煮缶はすでに火が通っているので煮詰めて水分が飛んだら完成です。煮詰め終わりの時は焦げないように注意しましょう。

〇ラディッシュの酢漬け(手まり寿司の具材と盛り付けの飾り)

ラディッシュの酢漬け作成中

ラディッシュの天然のピンクの色素で白い部分を染めましょう。花びらのような色が出せます。桜の花びらの型抜きがあればさらに効果的です。

材料
  • ラディッシ・・・5個ほど
  • 酢・・・大さじ4
  • 砂糖・・・大さじ1と/1/2
  • 塩・・・ひとつまみ
作り方
  1. 酢、砂糖、塩を混ぜ合わせておきます。
  2. ラディッシュを薄切りにします。
  3. 全て混ぜ合わせ保存容器に入れて冷蔵庫でピンクの色がにじみ出るまで数時間漬けます。
  4. うっすらピンク色に染まったら、完成です。
  5. 手まり寿司の具材で使う際は、一枚一枚、少しずつずらしながら並べると仕上りが綺麗です。

また、盛り付けの際の飾りとして、桜型の型抜きを使うと桜の花びらを散らしているような雰囲気がとても素敵です。ラディッシュのスライスの酢漬けはは淡いピンクなら3時間ほど、濃いピンク色に染まるには半日~一日ほど時間がかかりますので、色の濃淡は時間で調節してください。野菜の天然色素のピンクなので安心安全です。

〇きゅうりのスライス(手まり寿司の具材)

きゅうりのスライス

材料
  • ミニキュウリ・・・一本
作り方
  1. ピーラーできゅうりを縦に薄く何本もスライスします。表面に塩少々をかけ、おいておきます。余分が水分がでたらキッチンペーパーで表面をふきましょう

〇ゆでスナップエンドウ(手まり寿司の具材と盛り付けの飾り)

スナップエンドウ作成中

材料
  • スナップエンドウ・・・100g
作り方
  1. 塩を入れたお湯で2分ほど煮たら氷水の中に入れて冷やし、20秒ほどしたら取り出します。キッチンペーパーで余分な水分を拭いておきましょう。さやから中身の豆を取り出し、手まり寿司の具材に使ったり、盛り付けの飾りに使います。つまようじに並べて刺すとアクセントになり綺麗です。

〇小ネギのさっと煮(盛り付け飾り用)

手まり寿司の周りを小ネギでぐるりと結ぶと、和の雰囲気が盛り上がります。

材料
  • 小ネギ・・・数本
作り方
  1. 鍋に水とすこしの塩を入れ、沸騰したら小ネギの青い部分だけを入れて15秒ほどさっと煮ます。しんなりしたら湯から取り上げて冷水で30秒ほど冷やします。色止めのためにキッチンペーパーで余分な水分をとっておきます。

手まり寿司を丸く形成する方法

具材の準備ができました。

てまり寿司準備

ラップを使って丸く形成しましょう

材料のレシート

弁当の材料

  1. 直径5センチ前後の小さな器にラップを敷きつめます。
  2. 各具材を入れ、温かい酢飯をその上に大さじ3杯分ほど入れます。もし酢飯が冷めていたらレンジで1分ほど温めましょう。
  3. ラップごと丸くにぎりながら形成し、キュッとねじってラップの終わり部分を閉じます。てるてる坊主を作るときと同じ要領です。
  4. ラップをはがさず10分以上置きます。酢飯が冷めたらラップをはがして完成です。

お弁当箱に詰めましょう

弁当の材料

材料のレシート

今回はまげわっぱのお弁当箱に詰めました。手まり寿司はカラフルで丸くてコロンとした見た目も可愛らしく食べやすいので年齢を問わず大人気です。盛り付けの仕上げにラディッシュやキュウリの飾り切りを添えて、卵焼きや豆類は、つまようじや串にさして華やかさを添えてみました。野菜の飾り切はネットで「野菜 飾り切り」と検索するとたくさん見つかりますよ♪。

手まり寿司はそのままでも可愛いですが、小ネギを紐替わりにして周りを縛ったり、桜の型抜きをしたりなどちょっと切り方を工夫するだけで、ぐっと和の雰囲気が増すのでおすすめです。「お花見弁当」は華やかなので、お弁当としてだけでなく、器に盛りつけるとおもてなし料理としても応用できます。

手まり寿司を作る際の注意点

  • 手まり寿司の形成の際は、あたたかい酢飯で作るのがポイント。冷えた酢飯で作ると丸い形になりにくく崩れやすくなります。温かいご飯が冷めていく過程で丸く固定されるからです。
  • ブラックビーンズ、ムール貝の佃煮は砂糖が入っているため、最終段階で煮詰めるとき焦げやすいので目を離さないでください

他にもいろいろ使える♪具材のお役立ち応用編

  • ブラックビーンズの甘露煮は、バニラアイス等に添えても美味しいです。豆の豊富な栄養も手軽に取れます。
  • おかずのムール貝の佃煮はおつまみとして、お酒のお供にもぴったりです。
  • ムール貝を煮詰めたタレは、うま味たっぷりなので、手まり寿司の白身魚の白焼きの表面にさっと刷毛で塗ると(刷毛がなければスプーンで)見た目に高級感が出るだけでなく美味しさもアップします。

▷ZenPlusで買える桜の抜き型はこちら

▷曲げわっぱのお弁当箱はこちら

まとめ

今回は海外の桜の名所やお花見の起源、花見弁当についてや海外で売っている食材で作るお花見弁当のレシピを紹介いたしました。

桜の寿命は約60年と言われています。日本から優しい思いと共に海外に親善の象徴として贈られた桜は、オリジナルの木が少なくなっているのが現状です。それでもなお現地の方は、今でも大切に桜を守り続け育てながら世代を超えて日本との友好が語り継がれています。桜は世界各地の人々と日本との交流を深める為に、ずっと生き続けているのです。

海外在住の日本人の誰もが「日本の春」で最初に思い起こすのは桜の花ではないでしょうか。淡いピンクの花びらが風にひらひらと舞い、地面一面や川面に広がる光景は本当に美しいですよね。桜に思いをはせ、日本を恋しく思う事も少なくないと思います。

そんな時、手作りのお弁当ならありあわせの物でも作れますし、桜のディテールをちょっと加えるだけで心もおなかも満足出来るのではないでしょうか。自分で作るお弁当は添加物も極力抑えられるのでとてもヘルシーなのも嬉しいですよね。お花見弁当は、ピクニックやお客様のおもてなしにもぴったりですので是非作って見てくださいね。


ビバコプロフィール写真
ライター/フードクリエイター:
ビバコ カナダ在住

海外にいても「ほっとする和食のある暮らし」をテーマに、身の回りにある身近な食材を使った創作和食の家庭料理や、日本人でも食べやすいカナダ&北米料理を発信しています。
趣味は大葉や桜など和の植物を育てること、そして日々のお弁当作りです。

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