シンプルな中にもこだわりが詰まったウエアハウスの定番スウェット
1995年に塩谷兄弟によって、設立されたWAREHOUSE（ウエアハウス）。
「ヴィンテージ古着の忠実な復刻」というテーマを追求し続けている。
一着のヴィンテージをそれが生産された時代の背景を考察し、糸の一本から生地、縫製、そして洗い加工に至るまで徹底的に研究。
また、ただ復刻するだけではなく、生産された当時の無骨さやブルーワーカーのためのワークウェアであった背景などを重んじ、ヴィンテージ古着の風合いを消さないようにサイズアレンジにも積極的に取り組んでいる。
単なるリプロダクトブランドとは異なる、極限まで突き詰めた製品作りへの姿勢は他に類を見ない。
ファッション業界はもちろんのこと、多くのデニム好きやアメカジ好きからも支持を集め続けているブランドだ。
ウエアハウスの定番であるラグランスリーブのステッチが効いたオーセンティックなスウェット。
シンカー編みとは違い、大量生産に向かない吊り編み機を用いて製作されている。
ゆっくりと空気を含みながら時間をかけて編まれたコットン100%の生地は伸縮性のある柔らかい肌触りが魅力。
脇に継ぎ目のない丸胴仕様に加え、縫製の4本針の仕様によって、凹凸が少なく肌あたりの良さも格別。
ストレスのない着心地を実現している。
袖口と裾は幅広太めのリブ、袖下にはマチが付けられており、まさしくガゼットの補強が無くなった1950年代以降にみられるシンプルなディティール。
そして1960年代には、様々な技法でレタリングが描かれるようになる。
このモデルは大学や高校が共有するスポーツチームのオリジナルキャラクターをフロッキーに着色してカラフルに描いたカラーフロッキーシリーズ。
意外にもブランドでは10数年ぶりの登場となる。
ペナントやスウェットに施されたこれらのカラーフロッキーはスポーツ観戦や応援など、属する学校や団体の団結のために製造されたものだが、それらは古着となり、年月を経て独特の毛羽立ちや擦れが出て、図柄の表情がなんとも味わい深い表情に変化していく。
ヴィンテージ市場では昔から人気が高く、現在でもその価値は上がり続けているため、簡単には手にできないし、手にできたとしても最早気軽に着れるものではない。
そこでウエアハウスでは多くの人が気軽にヴィンテージのような褐色を楽しめるように、これらの新品の状態を再現。
着用と洗濯を繰り返すことで自然なフィット感を生み出し、本物のヴィンテージかのような風合いに育っていく。
この古着ではなかなか味わえない過程に愛着もより一層増すことだろう。
日本の職人の技術と魂を結集し、こだわりにこだわりを重ねたウエアハウスだからこそできたスウェット。
ぜひ自分だけの一着に育て上げてほしい。
■サイズ
サイズ(cm)/着丈/身幅/裄丈
40/ 62/57/84
42/64/60/86
44/66/63/88
■素材
生地：コットン