瞑想と禅を究めた著者が、小説の形で悟りの体験を書き上げた。
──主人公の少年が故郷や師を離れ、旅に出て、不思議な女と出会い、誰もいない星空の下、真理を会得しようとする。──
寂しさとは何か？
執着や愛とは何か？
お金、恋、死……
それらを見つめ、理解し、超克してゆく
休息の方法とは？
感情とは？
そしてあらゆる存在への愛の開き方、開かれ方、
霊感、
拈華微笑……
森の中の声……
星空の下の焚火での対話……
登場する女の愛に満ちた禅問答
すべてが絡まり合って少年を究極の一点へと導く──
ブッダやイエスのような聖なる在り方、
また現代のクリシュナムルティや、OSHO、ダンテス・ダイジ、グルジェフ、
インド諸宗教家たちのエッセンスを持った不思議な書。
いままでどこにも書かれなかった『悟りの瞬間』を読むだけで体験することができる。
瞑想の初心者、瞑想に行き詰った人、また神秘に興味がある人にもおすすめの、深くてやさしく切実で輝かしいものがたり。
『この小説を読むことで、悟りの感覚は知れるでしょう──』
著者愚禿・マツシマは言う。
実際の悟りの体験を元に、
その感覚を一気に書き上げた書。
この小説の少年は著者でもあり、
かつそれはあなた自身そのものでもある。