墨は書や画でその心情すらも表現する黒の濃淡、それは「墨の五彩」と呼ばれます。明暗だけでなくその墨色にもほのかに違いがあり「青味の黒・赤味の黒」など煤（すす）の材料で色を変えます。【墨先染】は糸を「墨」で先に染めてから織る技法で、繊細な模様の織地となりました。また南蛮貿易で入って来た縞模様は江戸っ子に持て囃され、数ある縞模様の中で【千筋（せんすじ）】はごく細い縞模様をさします。【墨先染】の味わい深い織地に、筆で引いたような強弱ある細い縞の合間には金の縞がキリリと走ります。職人が生みだす風合いとともにお楽しみ下さい。繊細な縞模様は和洋問わずどんな空間にも落ち着きをもたらします。ざっくりとした織目で柔らかく手になじみの良い変わり織りです。
【カバーサイズ】 横55㎝×縦55㎝
【生地素材】 綿（変わり織り）100％
この商品はカバー（ファスナー加工）のみです。中わたは別途ご購入ください。
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