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一度プリプロ段階でボツにし,新たに録音し直して完成させたというセカンド・アルバム。ヴォーカルと演奏に,凡百のスカ・バンドには出せない素晴らしい躍動感と頭がカラッポになりそうなくらいのグルーヴがある。スゲエ。こりゃライヴは盛りあがるだろうなあ。
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）
巷で大人気のスカコア、スカ・パンク。リズムが単純明快でノリやすいのが人気の秘密だろう。つまりライヴこそが命。だから、レコードはライヴの副読本ぐらいに思ってるバンドも多いみたいだ。でも本来スカはすごくキャパシティが広く柔軟な音楽だから、それを活かさなきゃもったいない。その点、このSCAFULL KINGはわかってるみたいだ。最低限スカの形態はキープしながらも、いろんな実験をしながらできるだけ自分たちなりのものを打ち出していこうという意欲が感じられる。演奏の隅々まで神経が行き届いてる。 (小野島大) --- 1999年07月号 -- 内容 (「CDジャーナル・レビュー」より)