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クラシックにも精通した女性フルート奏者。その磨き抜かれた音色と安定感のあるテクニックは彼女の財産だ。しなやかな感性から生まれたイマジネーション豊かなサウンドは、聴き終えた後味も良く、心にピースフルな感情が満ちてくる。ヴォーカルも2曲披露している。
-- 内容（「CDジャーナル」データベースより）
内容紹介
朝もやに霞む山影 澄みきった涼気 天女の奏でるフルートに清らかな泉が湧きおこる きっかけはカナダのPMレコードから79年にリリースされ、当時テイチクの国内盤も存在していた彼女のセカンドアルバム『Music in My Heart』。すべてはこのタイトル曲からはじまった。北の大地に渡ったブラジルの風になびく長い髪。羽衣を羽織ったようにかろやかなフルートとサックスの音色。神聖な歌声に耳をすまして聴き入るほどに心が浄化されていく。雲のはざまをたゆたうアコースティック・フォーキー・ボッサ「Katrina」。アシッドジャズ前夜を予言する「More Than Ever」。BS&Tやフィフス・ディメンション出身のメンバーも彼女に呼吸をあわせる。 放送局用のレコードだったためもあり、追って話題になったのは76年のファーストアルバム。カナダのCBCに録音され、翌年にカナディアン・ミュージック・カウンシルのベスト・レコードに選ばれた。近年「ムジカ・ロコムンド」「ブリザ・ブラジレイラ」に掲載され、より一層人気を高めたよう。 ゆらりと浮かびあがる「I Met a Special Man」のうつろげなメロディ。たった2分のともしびに銀色の涙が頬をつたう。ヒップで上品なスキャットではじまる「Ready or Not」。ヴァイオリンとフルートが作り出す「Midmorning」のプリズム。夢の名残は跡形も無く消え失せてしまう――。
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