石雲窯(Sekiun kiln)の青釉煎茶碗(blue Sencha cup)です。
中国北宋時代に、宮廷用の青磁を焼いた窯として知られる、汝窯の青磁器を思わせる、美しい発色の天青色です。
僅かに見られる、紫色や褐色の小さな点が、表面に変化を生み出しています。釉薬が薄い箇所の乳白色は、器全体を柔らかい雰囲気にしています。
この煎茶碗(Sencha cup)は、縁が薄く、お茶を飲むのに最適な厚みです。この茶杯は轆轤成形で作られ、表面を削り、形を整えます。底の削り跡が美しいです。底のみ釉薬が掛かっておらず、陶土の感触が手になじみます。
直線的な形状と、美しい天青色が特徴の煎茶碗(Sencha cup)です。お茶の色が映える、手作りの器です。
窯元：　石雲窯(Sekiun kiln)　(京都)
成形：　　轆轤成形
種類：　　陶器
サイズ：　口径7.5cm、底直径4cm、高さ5cm
容量：　　満水100ml　実用60ml
重さ：　　70～80g
梱包：　　紙箱
備考：　手作りなので、一点ごとにわずかに違いがあります。
京焼は、京都市で作られる陶磁器です。江戸時代(西暦1800年頃)以降、茶道の流行を背景に、抹茶・煎茶向けの茶器が多く作られました。京都の高い文化を背景に、寺社仏閣、公家、商人の後援を得て発展しました。
染付、赤絵、金彩など鮮やか色絵や、細かい細工の陶磁器を得意とします。様々な技法、様式を取り込んだ、美意識、造形技術の高い陶磁器です。