四柱推命鑑定家必携虎の巻~第三弾。
前作：《通変星詳解》 では、各通変星の性状・象意を解説しましたが、
今作：《通変星インタラクション》 は、10種類の通変星のさらに下位概念、
日主天干✖月柱天干の組み合わせ＝100種類について解説しています。
例えば 《甲木✖丁火》 と 《戊土✖辛金》 では、同じ傷官でも鑑定結果は、まったく同じになることはありません。
これまでの通変星の解釈に、さらに深く掘り下げた 《通変星インタラクション》 解釈を加えれば、鑑定精度が10倍になるということです。是非、今後の四柱推命研鑽にお役立てください。
【本書より一部抜粋】
甲丁：木火通明（もっかつうめい）
丁火は、ろうそくの炎や焚き火のような火元を表し、甲木から供給される燃料によって美しく燃え盛る様子を象徴しています。これは、乾いた薪が勢い良く燃える状態を指し、生き生きとした活動やエネルギーを意味します。
鋭敏な頭脳を象徴し、意義を見出せなかったり、障害となっていたりした事柄が、突然重要な意味を持つようになる瞬間を表します。この気づきによって、新たな創意工夫を生み出し、能力が開花することが示されます。
周囲や有力者からの理解と支援を受け、自分の進むべき道に対する強力な後押しが得られることを意味します。このサポートにより、自身の力で願望を実現する絶好の機会が訪れることが期待できます。行動や決断が高く評価され、強い後押しを受けることで、成功へと導かれます。
丁庚：火煉真金（かれんしんきん）
金属を火で精錬することは、相手を剋するという行為が正当であることを示しています。「火煉」とは、猛烈に燃え上がる高温の炎を指します。そして「真金」とは、金属を磨いたり鍛えたりすることを意味します。これは、高温の炭火で刀を鍛える様子を表しています。このことは、地道な努力が報われることを象徴しています。日々の努力や忍耐が実を結び、誠実に取り組むことで評価されることを示しています。
普段からの努力が認知され、信頼を得ることができることを期待できます。特に芸術や学問の分野では、地道な努力が成果をもたらすことが予見されます。 仕事においては、日々の地味な業務が評価されること、恋愛においては信頼関係を築き発展することが期待されます。努力と忍耐が成功や関係の進展につながることを示唆しています。
戊丙：日出東山（ひのでとうざん）
太陽が東の空から昇り始める情景を表しています。山々の間から太陽が昇ることにより、他者からの恩恵がもたらされることを示唆しています。 次第に明るく良好な状況へと変化していく様子を示しており、初めは困難であっても、徐々にその努力が実を結び、より大きな成果や高い地位を得ることを意味します。
ひそかに積み重ねてきた地道な努力が徐々に報われ、周囲からの称賛や信頼を得ることができ、一度評価されるとその成功が続き、地位が大きく向上していく流れが期待できます。
仕事においては、これまでの努力が報われ、称賛されることで地位や立場が向上し、恋愛においてもその努力が実を結び、相手との関係や存在感が向上することが期待できます。