【にこママシリーズ第3弾！】
専門家、臨床心理士によるペアレント・トレーニングを中心に、発達障害の子どもに寄り添う方法や、子ども自身への支援などを具体的にお伝えします。 ペアレント・トレーニングの3回目~5回目を収録 専門の臨床心理士から教わったマル秘テクニックを大公開！ 情緒通級指導教室・ソーシャルスキルトレーニングのことも丸わかり♪本書は、お子さんの様子に発達障害（ADHD・ASD）の不安を感じている、 発達障害の特徴を持つ子どもへの対応がよくわからない、と思われるあなたのお役に立てるよう心を込めて書きました。
＜目次＞まえがき長女Rinと発達障害読んでくださるあなたにまずお伝えしたいこと本書の用語と登場人物前作からの流れと本書に書いていること第1章 見えないものが見える？第2章 これは空想？子どもの特性を知ること2-1 Rinが見ていたおとぎ話のような世界2-2 検索して知った “ASDの見え方”2-3 ASDの視覚過敏についてわかったこと第3章 Rin、情緒通級指導教室へ通う3-1 通級指導教室とは3-2 手続きはどのように3-3 教育委員会の審査が必要3-4 指導内容は？第4章 Rinが飲んでいるお薬について第5章 ペアトレ3回目：より具体的に伝える5-1 やることリストを見える化する5-2 寝る準備に時間が掛かりすぎる問題について5-3 心理士Dさんのお勧めの本第6章 ペアトレ4回目：わかりやすく伝えるポイント6-1 見せ方の工夫が必要6-2 複数の感覚の同時使用をさける6-3 「世の中のルール」を教える6-4 「報告」を教える6-5 「終わり」のことが分かるようにする第7章 ペアトレ5回目 実行機能を育てる7-1 時間の概念(がいねん)がない7-2 具体的な方法7-3 気持ちの切り替えの練習第8章 お店で起こった、お腹が空いた騒動あとがき時系列（Rinの年表）引用文献＆図書カスタマーレビューのお願い読者様特典＆お知らせなど読者様特典♡お知らせ♡ことの のメディア一覧電子書籍
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発達障害の特性がある子どもは、【心の安定】がなによりも重要になってきます。
そのためにもまずは親が子どもを理解することがとても大切です。それには「ペアレント・トレーニング」が非常に有効です。
かつてRinはADHDの衝動性や注意欠陥の部分も多く、教室からの逃げ出しや忘れ物など多々ありました。
Rinはその忘れ物を気にし過ぎて、その日一日を棒に振ってしまうほど。
私たちにとっては大した事ないと思えることも、Rinにとっては大きなことになり、引きずってしまいます。
そんな時、私はどう対応したらいいのかと悩みましたが、ペアレント・トレーニングを受け、発達障害の特性を知ることで、ずいぶん変わってきました。
そしてRinの心が満たされると、不可解な行動や困り事が激減したのです。
前作『うちの娘、発達障害？』では、Rinが、小学校に入学してから不可解な行動が始まったことや、検査の結果ADHD・ASDの可能性ありと言われたこと、そしてその治療の開始やペアレント・トレーニングの2回目までを書きました。
本書はその後・・2020年6月以降（Rin7歳~8歳）から、2021年1月までのお話です。
その間に 情緒通級指導教室 → Rinが支援を受ける ペアレント・トレーニング3回目~5回目＜全10回＞（臨床心理士Dさんよりマンツーマンで教わる） を受けました。
病院や臨床心理士Dさんからは、家庭や学校での困りごとに的確なアドバイスをいただきました。
特に信頼のおける臨床心理士Dさんとの出会いが、私にとって転機となりました。
彼女のアドバイス通りに対応することで、困りごとが見る見るうちに減っていくのを感じることができました。
本書ではペアレント・トレーニングで教わるポイントを中心に、発達障害の子どもに寄り添う方法や、Rinと私たちが受けたそれらの指導について、ドタバタ劇と共に詳しく書いていきます。
※なお、ペアレント・トレーニングの説明はボリュームがとても多くなるので、本書では3回目から5回目までを書きます。6回目以降は、次に予定していますシリーズ③作目に書いていきますのでご了承くださいませ。
私が学んだこと体験したことが、あなたとお子さんとの関わりを良好にし、ご家族が幸せになるキッカケやヒントになれば幸いです。
それではここからが今回の内容となります。
まずは、Rinがカミングアウトしてくれた、「見えないものが見える？」。
おそらく発達障害の特性なのだと思いますが、ちょっと・・・いや、内心かなり驚いたというお話からご紹介いたします。