ごんぎつねとか手袋をかいにとかの童話で親しまれている新見南吉の短編小説集です。
うた時計
おじいさんのランプ
嘘
飴だま
百姓の足、坊さんの足
さまざまな境遇の人の人生をみごとに切り取ってあって、
子供だけでなく大人も読み応えあるお話になっています。
【太字大活字本を作ったきっかけ】
難聴でTVを見ない母だったが、読書好きで、頭はしゃんとしてボケとは無縁の生活だった。
それがある日、細い明朝体の文字が読めなくなって、読書もしないで、１日中ボーとして過ごすようになってしまった。
認知症になったら困るので、拡大鏡や眼鏡を試したが効果なく、細字の大活字本も読まなかった。
試しに、Kindleで太字の大活字本を出版して見せたところ、
「これなら、眼鏡なしで読めるわ」と大喜び。
１日で、一気に読んでしまって、「次もよろしく」だって（笑）
図書館の角ゴシックの本を読みつくしてしまった母は、アマゾンから私の太字の大活字本が送ってくるのを楽しみに待っています。
そして、文字の見やすさは朗読用にも最適ということです。
また、小説を読んだことない方にも試していただいて、分厚い本を完読する喜びを是非一度味わってほしいです。
編集者も、白内障になって文字がボケるので、読書から遠ざかっていたのだが、
太字は読みやすいので次のページをめくるのが楽しい幸せを思い出せた。
眼がかすむようになった方に、読書の楽しみを再度提供出来たら幸いです。