◆縮小絵巻物 〈国宝 鳥獣人物戯画　丁巻〉 ◆

平安時代　高山寺蔵



日本の宝「国宝」の複製シリーズです。
横長の紙に描かれた物語「絵巻物」を手のひらサイズのミニチュア版で再現。

ウサギとカエルの相撲、追いかけっこをするサル。遊び、飛び跳ねる躍動的な動物たち。日本絵画史の一大傑作として知られ、誰もが愛する絵巻「国宝 鳥獣人物戯画」全四巻。その全てをコロタイプ刷の縮小絵巻物に仕立てました。ストーリーを追って楽しむもよし、お気に入りの場面を広げてインテリアとするもよし。海外へのギフトにも最適な一品です。
こちらの丁巻は、ほかの三巻とは明らかに筆致の違いが見られる巻。宮中行事などが大ぶりの 描線で描かれています。


○コロタイプとは○

一般的な印刷方法であるオフセット印刷では色や濃淡を小さな網点の密度で表現しますが、コロタイプでは連続階調で表現するため、写真のようにより本物に近い緻密なディテールで表現することができます。


◆ 作品紹介 ◆

国宝「鳥獣人物戯画」 平安時代～鎌倉時代 高山寺蔵

甲乙丙丁の4巻からなる絵巻物。中でも甲巻は、擬人化された動物達がのびのびと描かれ、人気が高い。

作者については鳥羽僧正覚猷（1053-1140年）と伝わるが、確証は無く、諸説存在している。

近年の調査によって、当初より絵の順番が入れ替わっている事が判明。

もとは2巻に分かれていたものをつなぎ合わせたためだと考えられている。