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Classic Yo-Yo highlights this musician's extraordi nary career with 13 carefully selected tracks from Yo-Yo Ma's best-selling and award winning catalog.
詳細説明
未発表の1曲と新曲の2曲を除くと、このアルバムはさらに円熟味を増したヨーヨー・マのさまざまな魅力を集めたぜいたくなコンピレーション・アルバムと言えるだろう。また、曲の素材よりも演奏者のパフォーマンスが勝ったアルバムであるとも言える。
収録されているのは小品や大作の一部分の曲で、ヨーヨー・マの人並み外れた才能の豊かさと、素晴らしい楽器・音楽センス、そして自分の演奏に関して高い集中力と深い感情的洞察を常に持ち続けている演奏家としての見事な姿勢がはっきりとアルバム中に表れている。構成にはこれといった決まりはないようだが、必ず始めと終わりはチェロのソロになっている。
冒頭、バッハの曲でアムステルダム・バロック・オーケストラと共演している（無伴奏のときは通常の音で、共演のときは抑え目に弾いている）が、正直、オコーナーやピアソラと同列に並べているのはちょっとどうかと思う。タンゴの曲はみな文句なく素晴らしいのだが。ドヴォルザークの美しいスラヴ舞曲を移調した結果、せっかく参加してくれたイツァーク・パールマンの黄金のヴァイオリンの音色をもってしても、映画のサントラのような大袈裟なアレンジの曲に聞こえてしまうのも残念だ。
しかし、このアルバムで注目してほしいのは、何といっても演奏者の高い技量だ。ヨーヨー・マはもちろん、ヴァイオリニストのボビー・マクフェリン、アリソン・クラウス、そして25年にわたる彼のデュオ・パートナー、エマニュエル・アックスらの演奏は絶妙だ。アックスと組んだブラームスのチェロ・ソナタ第2番最終楽章を聴いたら、いつのまにか曲に合わせてハミングしていることだろう。
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