日本から明代に中国へ伝わったとされる蒔絵技法。
その蒔絵技法を基本に現代的な手法を加え、鮮やかな色彩に仕上げた中国蒔絵の宝石箱です。
中国らしい華やかな色彩と「牡丹と蝶々」の古典柄が美しく職人の技が光る逸品。
内側は二段式、たっぷり収納でき、そのままインテリアとして美しい。
素材の「柚木」は柚子の木ではなく日本でいう「チーク」のこと。
素材が硬く良質なので外装材や寺院仏閣、建築、高級装飾などでも使用されています。
＜素材＞
柚木
クマツヅラ科のチークの中国市場の俗名
＜サイズ＞
26.5×17.5㎝ 高さ10㎝
＜仕様＞
鍵（２本付き）で開閉
内側／二段の収納
＜国色天香とは＞
牡丹の別名。
又は、中国では美しい人を言い表す言葉。「国色」は国中で最も美しい色のこと。または、国の中で最も美しい人のこと。「天香」はこの世のものとは思えないほどの良き香りのこと。
＜蒔絵（まきえ）とは＞
漆器の表面に漆で絵や文様、文字などを描き、それが乾かないうちに金や銀などの金属粉を「蒔く」ことで器面に定着させる技法、もしくはその技法を用いて作られた漆器のこと。蒔絵は平安時代に登場しているのですが、現存するものは、奈良時代に製作された正倉院宝物の「金銀鈿荘唐大刀」とされています。のち、中国へ、その技法が伝わりました。