ウイローパターンのテーブルウエアは多くのブランドが製作しており、
デザインは似ていながらそれぞれの個性と魅力があります。
こちらはイギリスのブランド「JOHNSON BROTHERS（ジョンソンブラザーズ）」のお品物。
白磁に映えるくっきりとした深い藍色がテーブルを華やかに、
盛りつけたお料理を活かす美しい仕上がりです。
こちらは大きすぎない程よいサイズ感の深皿です。
スープやパスタ、深さが必要なデザートの盛り付けに。
＜素材＞
陶器
＜サイズ＞
全直径22㎝（見込み＝盛付部分の直径15㎝）
口縁（皿のふち幅）3.5㎝
深さ3㎝
＜仕様＞転写
＜ウイローパターンに秘めた悲恋の物語＞
絵の中で柳（ウィロー）が描かれていることから「ウイローパターン」と呼ばれ、
中国の悲恋の物語が絵のモチーフに。
高貴な美しい娘と位の違う青年は許されぬ恋に最後は死を選び、
それを哀れんだ神様が二人を鳥に変え、永遠の愛で結ばれたという物語。
この物語が世に出た1780年ごろ、シノワズリ（東洋趣味）の流行もあり、
とても高く評価されたそうです。
＜JOHNSON BROTHERS（ジョンソンブラザーズ）＞
1883年設立のイギリスの食器製作ブランド。
1890年代から1960年代にかけて多くはアメリカに輸出され、
20世紀、最も成功を収めたといわれる陶器製造ブランドの一つ。
1968年にウェッジウッドの傘下となり、
以後、2015年には全ての製作が終了しています。