マルチアングル戦術図解
サッカーの戦い方
ディフェンダーとの駆け引きに勝つオフ・ザ・ボール
徹底的にプレーヤーの視点に立って
「オフ・ザ・ボール」の駆け引きを解説!
次の展開をイメージできる新しい教科書。
≪マルチアングル解説≫
一つの局面をさまざまな角度から図示。戦い方を想像できる!
≪立体的な図版≫
写真ではなく、立体的な図版を使用。要点を鮮明に理解できる!
サッカーにおいて1人の選手が1試合(90分間)で
ボールを触っている時間は多くても2分から3分と言われており、
急速に進化し続ける近年のサッカーではさらに短くなっている。
つまり、試合時間の90%は
ボールに触れていない=オフ・ザ・ボールの状態なのだ。
ドリブル、パス、シュート……
どんなにオン・ザ・ボールの技術に優れていても、
ボールに触れていないときの動きのクオリティを高めていかない限り、
試合の中で活躍することはできない。
本書では、「1対1」から「3対3」までのシチュエーションを分けて、
オフ・ザ・ボールの相手との駆け引きでするべきこと、
動きの質を高めるポイントを、
それぞれの選手の視野=見えている世界・見えていない世界に注目しながら紹介していく。
第1章 「1対1」の駆け引き
プルアウェイとチェックの動きでスペースをつくり、スペースを使う
第2章 「2対1」で突破する
数的優位を生かしたスペースランとパス&ムーブで突破を図る
第3章 「2対2」を制する
オーバーラップ&インナーラップを駆使して有利な状況をつくる
第4章 「3対3」を攻略する
数的同数から数的優位をつくり出してゴール前の勝負に勝つ
小井土正亮 (こいど・まさあき)
1978年生まれ、岐阜県出身。筑波大学体育系助教、筑波大学蹴球部監督。
岐阜県立各務原高等学校を卒業後、筑波大学体育専門学群に進学。
在学中は大学3年次と4年次に全日本大学サッカー選手権大会で準優勝の実績を残す。
卒業後は大学院に在籍しながら、水戸ホーリーホックで1年間のプロ生活を送った後に引退。
修士2年次に筑波大学蹴球部のヘッドコーチに就任。
2004年に柏レイソルのテクニカルスタッフ、2005年に清水エスパルスのアシスタントコーチ、
2013年にガンバ大阪のコーチとして活躍。2014年に筑波大学蹴球部のヘッドコーチに就任。
2016年12月に行なわれた全日本大学サッカー選手権大会では13年ぶりの優勝を果たした。