オーガニックなデザインの中に和の雰囲気が漂うモダンな磁器製ティーポット。

岐阜県の伝統工芸、美濃焼でつくられています。生地はガラス成分の多い白磁土を1340度の高温で焼いたビスクで、上品なマットの質感ながら汚れにくいという機能性も。

インテリアデザインの第一人者、橋本夕紀夫氏がデザイン。フォルムが梅干の種( たね)に似ていることから、橋本氏が「ＴＡＮＥ」と名づけました。「種のように根源的で力強く、いつまで使っても飽きのこないようなものにしたいと考えた」とのこと。

取り外しができるティーポットのハンドルはステンレススチール製で、金属加工で有名な新潟県燕三条でつくられ、富山県高岡で塗装されています。

蓋やハンドルの色違いで４種あり、容量が１リットルですので４～６人分が目安です。

木箱入りなので、ギフトにも最適です。



【デザイン】橋本夕紀夫
1962年、愛知県生まれ。空間デザイナー。1986年、スーパーポテト入社。1996年、有限会社橋本夕紀夫デザインスタジオを設立。タカシマヤ美術賞、JCD優秀賞、The American Architecture Prise、Singapore Interior Design Awardなど受賞歴多数。代表作に「ザ・ペニンシュラ東京」「コンラッド大阪」「ハイアット リージェンシー 瀬良垣アイランド 沖縄」「橙家銀座」「BEAMS HOUSE」「音音」など。現在、昭和女子大学、愛知県立芸術大学の非常勤講師。著書に『LEDとまげわっぱ - 進化する伝統デザイン』(六耀社刊)。

【伝統工芸】美濃焼(岐阜県)
美濃焼の歴史は古く、今から1300年以上前まで遡ります。平安時代につくられた須恵器から発展し、鎌倉時代以降、陶器生産が開始されました。安土桃山時代には茶の湯の文化とともに、茶人の好みを反映した芸術性の高い桃山陶～黄瀬戸、織部、志野、瀬戸黒など～が生み出され、焼物の産地として確立しました。江戸時代末期には磁器の生産も始まり、現在では和食器・洋食器の国内シェアは半分以上を占める大窯業地となっています。